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日本魚類学会奨励賞・日本魚類学会論文賞・日本魚類学会優秀発表賞  

 本会は魚類学上顕著な業績に対する表彰を行うと定め,2002年度より日本魚類学会奨励賞と日本魚類学会論文賞を,2023年度より日本魚類学会賞を制定しています.応募方法についてはこちらをご覧下さい.また,2017年度より年会において優れた口頭発表・ポスター発表を行った学生の会員に対して日本魚類学会優秀発表賞を設けています.応募方法等については,年会開催のお知らせでご案内いたします.

今年度の受賞者  
 
 2024年度
○ 日本魚類学会賞(→選考理由
前川光司氏(北海道大学名誉教授)

日本魚類学会賞受賞式.左:井口会長,右:前川氏
○ 日本魚類学会奨励賞(→選考理由
畑 晴陵氏(日本学術振興会)
日本魚類学会奨励賞受賞講演演題
「ニシン目魚類の分類学的研究」

日本魚類学会奨励賞授賞式.左:井口会長,右:畑氏
○ 日本魚類学会論文賞(→選考理由

井戸啓太(京都大学大学院理学研究科)・阿部 司(株式会社ラーゴ)・岩田明久(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)・渡辺勝敏(京都大学大学院理学研究科)
「The origin and population divergence of Parabotia curtus (Botiidae: Cypriniformes), a relict loach in Japan. Ichthyological Research 70(2): 256–267」

日本魚類学会論文賞授賞式.左:井口会長,右:井戸氏

石川哲郎(宮城県水産技術総合センター)・木田耕太・柏木喜博・立原一憲(元琉球大学)
「Many losers and a few winners: polymorphic life history of non native largemouth bass is explained by ontogenetic diet shift and prey growth rate. Ichthyological Research 70(4): 446–456」

日本魚類学会論文賞授賞式.左:井口会長,右:石川氏

○ 日本魚類学会優秀発表賞

● 最優秀口頭発表賞
古𣘺龍星(鹿児島大学大学院連合農学研究科)
Synodus variegatus 類似種群(エソ科アカエソ属)の分類学的再検討」

土山佳祐(九州大学大学院農学研究院)
「タナゴ属魚類でみられる卵形変化の発生・分子機構」

● 優秀口頭発表賞
石井 鯨(北里大学大学院海洋生命科学研究科)
「ヤナギノマイとガヤモドキの形態比較および分類学的再検討」

出羽優凪(鹿児島大学大学院連合農学研究科)
「セグロヘビギンポ類似種群の分類学的研究」

高田喜光(京都大学大学院理学研究科)
「クロダハゼにおける遺伝子流動下での河川・止水環境への局所適応」

佐藤 初(広島大学大学院統合生命科学研究科)
「ニセクロスジギンポはスズメダイ科の巣防衛特性に応じて卵食戦術を柔軟に変える」

● 最優秀ポスター発表賞
玉井滉基(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
「イトヨにおける尾びれ鰭条の分枝の多様化と原因ゲノム領域の探索」

田中良輔(京都大学理学研究科)
「両側回遊性魚類の遡上個体がもつ海洋由来資源の割合の種間・種内変異」

● 優秀ポスター発表賞
浜橋 丈(京都大学大学院理学研究科)
「日本国内におけるユゴイとオオクチユゴイの遺伝的集団構造」

杉浦里緒(東海大学大学院海洋学研究科)
「ミトゲノムの配列比較から推察された板鰓類ゲノムにおける低い遺伝的多様性」

髙山なつ美(広島大学大学院統合生命科学研究科)
「トラギス科オグロトラギスのなわばり型ハレムと冬季産卵」

松尾 澄(北里大学大学院海洋生命科学研究科)
「一夫一妻制魚類におけるペアボンド形成過程の記載と関係性の客観的評価系の確立 ~魚が見せる絆のメカニズム解明に向けて~」

優秀発表賞表彰式.前列左から細谷理事,井口会長.2列目左から田中氏,玉井氏,土山氏,古𣘺氏.3列目左から福田氏(松尾氏代理),高田氏,佐藤氏,浜橋氏,杉浦氏,石井氏,出羽氏.髙山氏は欠席.

過去の受賞者