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日本魚類学会
会長 瀬能 宏
日本魚類学会は1968年に設立されて以来今日まで、魚類学の進歩と普及を図ることを目的に活動してまいりました。2017年からは一般社団法人となり、運営基盤が強化されました。
当学会が発行する国際誌『Ichthyological Research』と和文誌『魚類学雑誌』は、魚類の多様性に関する最新の研究成果を提供しており、国内外から高い評価をいただいています。また、学会に課せられた社会的責任を果たすため、自然保護委員会や標準和名検討委員会などの委員会活動も活発に行っています。2020年度からは学会の広報活動の強化を目的として新たに広報委員会が設立され、この9月には公式Twitterも開設されました。
ふり返りますと、当学会に私が入会したのは大学2年生だった1979年のことでした。かれこれ40年以上が経ち、現在の魚類学会は飛躍的な発展を遂げ、世界に誇れる学術集団にまで成長してまいりました。この間、学会運営や委員会活動などを通じて様々な経験を積ませていただきました。
諸先輩方が築き上げてこられた伝統を受け継ぎ、学術的な視点はもちろんのこと、学会のもう一つの目的である魚類学普及の観点からも、社会とのつながりを意識しつつ前進してまいりたいと思います。そのためにも会員の皆さまからのお力添えを賜りたくよろしくお願い申し上げます。 |
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