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高校生研究発表  
 
2017年度日本魚類学会年会における「高校生研究発表」募集要項
期 日: 2017年9月16日(土)
※発表ポスターは17日(日)16:00まで掲示可
会 場: 北海道大学函館キャンパス
〒041-8611 函館市港町 3-1-1
http://www2.fish.hokudai.ac.jp/department-graduate-school/access
対象者: 高校生(中学生)および引率教員
対象範囲: 魚類と魚類を取り巻く環境に関する研究
募集件数: 20件程度(応募者多数の場合は抽選とさせて頂きます.その場合は7月17日(月)までに電子メールにて採否をご連絡いたします)
発表形式: ポスター発表とします.ポスターサイズは1題につき横83×縦110 cmです.
発表詳細: 16日(土)の午前10時までにポスターを掲示してください.ポスターの撤去は16日(土)の午後4時から17日(日)の午後4時までに行ってください.また,コアタイム(後日ホームページ上でお知らせします)には必ず発表者がポスターの前に待機して,希望者に研究内容の説明をしてください.
表彰: 9月16日(土)の午後3時から表彰式を行い,優秀な研究に対して,賞(最優秀賞1組・優秀賞若干組)を授与いたします.
参加費: 高校生以下は無料(研究発表をしなくても高校生以下の学生は無料です).引率教員は1名まで無料.無料参加者には講演要旨集が別売りとなりますが,研究発表をする1組に対して講演要旨集を1冊無料で進呈いたします.2名以上の教員が引率参加される場合には,二人目からは年会の一般参加者として事前にWeb登録あるいは当日の会場受付で参加申し込みを行い,定められた参加費をお支払いください.
申込方法: 発表演題ごとにまとめて,下記宛先に電子メールにてお申し込みください.その際,講演要旨も同時に添付してお送りください.要旨の書き方については,「講演要旨の書き方・作例」をご参照ください.
※必ず教員が代表してお申し込みください.

記入必要項目:「発表者氏名(ふりがな)」・「引率教員名(ふりがな)」・「高校(中学校)名」・「発表題名」・「連絡先住所,担当者名」・「連絡先電子メール,電話・FAX番号」・「参加者全員(生徒,教員)の氏名(ふりがな)
宛 先: 2017年日本魚類学会年会実行委員会 高校生研究発表担当
(kawai@museum.hokudai.ac.jp)
締 切: 2017年7月13日(木)
講演要旨の書き方・作例
高校生研究発表 Q&A
募集要項(PDFファイル:6月22日更新)
広報ポスター(PDFファイル)
その他: 年会期間中の宿泊については年会実行委員会では案内いたしませんので,参加者各自でご準備ください.函館市は国内有数の観光都市であり,年会期間は連休と重なっていること,および会期中に函館市で大型イベントが開催されることから,宿泊施設の混雑が予想されます.できるだけ早めに宿泊予約されることをお勧めします.
基本的な事項は一般参加者に準じますので,その他詳細や最新情報は日本魚類学会HPをご覧ください.
 
講演要旨の書き方・作例  
図表(写真含む)は講演要旨には掲載できません.
句読点には「,」および「.」を使用し,数字はすべて半角で記述してください.
機種依存文字(ローマ数字,囲み数字,半角カタカナなど)は使わないでください.
文字数は1000字以内とします(題名,発表者名,所属なども含む).11 ptを使用.
講演要旨はMicrosoft Wordで作成するか,あるいはWord形式で保存したファイルとしてください.それが不可能な場合には,プレーンテキスト形式のファイル,あるいはメール本文に直接記入してください.
発表者の中から1人を「発表代表者」に選び,その左肩に「○」を付けてください.発表代表者は,当日のポスター貼り出しやコアタイムの発表の責任者を兼ねます.
ファイル名は「発表代表者名_講演要旨」としてください.(下記の例では函館太郎_講演要旨.doc)
<講演要旨 例>

トビウオ亜目内におけるサヨリ科魚類の系統学的位置の推定

函館太郎・北斗花子(函館山高等学校)

 サヨリ科はダツ目トビウオ亜目に属し,2亜科(サヨリ亜科とコモチサヨリ亜科)13属約120種からなる分類群で,世界の熱帯域から温帯域の海水から淡水に広く分布する.本研究はトビウオ亜目に属するサヨリ科12属12種,トビウオ科4属4種,ダツ科1属1種およびサンマ科1属1種と,ダツ目メダカ亜目メダカ科,カダヤシ目カダヤシ科およびトウゴロウイワシ目トウゴロウイワシ科から各1属1種の全骨格系の比較解剖と外部形態の観察に基づき,トビウオ亜目内におけるサヨリ科魚類の系統的位置を推定し,その結果を基に分類体系の再構築を行うことを目的とした.系統解析はトビウオ亜目を内群として,メダカ亜目,カダヤシ目とトウゴロウイワシ目を外群として,60個の形質変換系列を基に解析を行った.その結果,サヨリ科は非単系統群となり,コモチサヨリ亜科の3属(Dermogenys属+Hemirhamphodon属+Nomorhamphus属)からなるクレード,コモチサヨリ亜科コモチサヨリ属からなるクレード,サヨリ亜科の5属(Arrhamphus属+Chriodorus属+サヨリ属+Melapedalion属+Rhynchorhamphus属)からなるクレード,サヨリ亜科ホシザヨリ属からなるクレード,サヨリ亜科トウザヨリ属からなるクレードおよびサヨリ亜科サヨリトビウオ属からなるクレードに分かれることが明らかとなった.得られた系統類縁関係に基づいて,トビウオ亜目にトビウオ科(従来のトビウオ科+従来のサヨリ亜科),コモチサヨリ科(コモチサヨリ属のみ),Dermogenyidae科(Dermogenys属+Hemirhamphodon属+Nomorhamphus属),ダツ科(従来のダツ科のみ)およびサンマ科(従来のサンマ科のみ)を認めた.
高校生研究発表 Q&A
Q: そもそも,学会でのポスター発表がどんなものか分からない.
A: ある一室に,たくさんのポスターを貼り出し,学会参加者が期間中自由に興味のあるポスターを読んで回ります.また,期間中の定められた時間帯(コアタイム)には,発表者がポスターの前に立ち,興味を持った人に発表(説明)します.コアタイム中,それを何度も繰り返します.
Q: 発表(説明)時間は何分ですか?
A: 1回の発表の時間は特に決まっていませんが,5分くらいが目安です.
Q: 高校できれいに印刷できないので,学会にファイルを送るので印刷してほしい./持って行くのが大変なので,事前に郵送したい.
A: 日本魚類学会や年会実行委員会,年会会場ではポスターの印刷や郵便受取は扱っていません.必ず自分で印刷(作成)し,会場まで持参してください.1枚の大きな紙で作っても,複数の紙を並べても構いません.
Q: 授業やクラブ活動ではなく,個人的に行った研究なので,生徒単独で申し込みたい.
A: 生徒個人による研究であっても,必ず先生を通して申し込んでください.担当の先生には,申込み様式や講演要旨の書式等に間違いや漏れがないかどうか,また発表内容が募集要項の対象範囲に合致しているかなどについて,面倒を見ていただければ良く,発表者に入っていなくても構いませんし,当日ご参加いただかなくても結構です.
Q: 課外活動の成果のため,クラス全員で研究した成果なのですが,そんなにたくさんの名前を書くと講演要旨の文字数が足りません.
A: クラスやクラブの全員で行った成果を発表するような場合,発表者は当日参加する高校生および教員(高校生3名程度+教員1名以内)としてください.
Q: 一般のポスター発表や口頭発表も聴講できますか?
A: 聴講できます.積極的に聴講して,おおいに知的刺激を受けて魚に興味を持ってください.
Q: 一般参加者は,「講演要旨」という冊子を持っているようですが,もらえないのですか?
A: 一般講演の講演要旨は,高校生研究発表の参加者の方には,研究発表をする1組に対して1冊を無料で進呈いたします.2冊以上ご希望の場合は,当日,会場で販売していますので,必要に応じてお買い求めください.
Q: 遠方なのですが,旅費は支給されますか?また,宿泊の斡旋等はありますか?
A: 申し訳ありませんが,交通費は自費でお願いします.また,宿泊の斡旋もしておりませんので,各自予約をお願いします.
Q: 9月16日(土)に催される懇親会にも参加できますか?
A: 高校生研究発表の募集締切りが懇親会申込み締切りより後になること,懇親会が夜間に設定されていること,酒類が自由に手に取れる形で配膳されることなどから,ご遠慮頂いています.
   
その他,原則としては一般参加者と同じですので,詳細や最新情報は日本魚類学会HPを参考にしてください.