日本魚類学会 English
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日本魚類学会創立50周年記念シンポジウム  
会 場:
代々木国立オリンピック記念青少年総合センター
日 時:
2018年10月8日(月)9:00-17:00
日本の魚類学-その歴史と次世代への展望
Ichthyology 50 years in Japan
Celebrating its history to set the stage for the next generations
コンビーナー:
木村清志・甲斐嘉晃・河合俊郎・桑村哲生・細谷和海
 
 
I. 会長挨拶
9:00-9:10 細谷和海(近大)

II. 日本における魚類学の歴史
 1. 9:10-9:30  日本魚類学会の歴史:木村清志(三重大院水実)
 2. 9:30-9:50 魚類学の歴史における日本の位置づけ:松浦啓一(国立科博)

III. 次世代の魚類学:日本の若手・中堅からの提言
3. 9:50-10:20 分類学分野「深海性魚類の分類学のこれから:日本の現状と今後の課題」:中山直英(東海大)
4. 10:20-10:50 系統学分野「種の系図と遺伝子の系図:日本の魚類における種問題」:甲斐嘉晃(京大フィールド研)
 

(休憩)

 
5. 11:00-11:30 遺伝学分野「“進化の実験場”としての日本列島:魚類の交雑集団のゲノミクス」:平瀬祥太朗(東大水実)
6. 11:30-12:00 形態学分野「魚類の形態学におけるフロンティアと課題」:中江雅典(国立科博)
 

(昼休み,ポスター展示)

7. 13:30-14:00 生態学分野「フィールドの魚類生態学:生態系のつながりが育む魚類,魚類が駆動する生態系のつながり」:佐藤拓哉(神戸大院理)
8. 14:00-14:30 行動生態学分野「魚類行動生態学,そのおもしろさと次世代研究」:安房田智司(大阪市大院理)
9. 14:30-15:00 生理学分野「魚類の闘争行動の調節における神経ペプチドの役割」:加川 尚(近大理工)
 

(休憩)

 
10. 15:20-15:50 仔稚魚学分野「深海底生性魚類の個体発育」:髙見宗広(東海大)
11. 15:50-16:20 保全学分野「魚類の保全において記載的な研究が果たす役割」:中島 淳(福岡県保健環境研)

IV. 総合議論
16:20-16:50 司会:木村清志(三重大院水実)

V. 閉会の挨拶
16:50-17:00 甲斐嘉晃(京大フィールド研)
 
【シンポジウムの趣旨】
 日本魚類学会は1968年4月に設立され,2018年で50周年を迎えた.この間,年会の開催,和文誌・英文誌および書籍の発行,各種シンポジウムの開催,インド・太平洋魚類国際会議の共催などを経て,日本の,そして世界の魚類学の発展に大きく貢献してきた.そこで,これまでの魚類学会の歴史を振り返るとともに,次の50年につながるような学会への提言を期待して本シンポジウムを企画した.第II部では魚類学会の50年を概観するとともに,世界の魚類学のなかでの日本の位置づけからその過去を振り返り,第III部では,分類学,系統学,遺伝学,形態学,生態学,行動生態学,生理学,稚仔魚学,保全学分野で活躍する若手・中堅の研究者による講演と未来への提言を行っていただく.本シンポジウムでの活発な討論により,魚類学会が次の50年に向けて,より発展することを期待したい.