市民公開講座
2006年度年会の開催に併せて市民公開講座が開かれます.多くの方々の出席をお願いします.
干潟を守る~有明海をどう再生させるか
日時:
2006年10月10日(火)13時00分-17時00分
場所:
静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」10階会議室
コンビーナー: 田北 徹(長崎大・名誉教授)・山口敦子(長崎大水産)
趣旨:
海の中でも沿岸域は人間の生活する地域に最も近いため,人間の生活活動の影響を最も受けやすい部分です.この市民講座では有明海で魚類に見られる近年の異変を報告し,有明海を一例として日本全国の沿岸域の保全や再生を考えます.
1.
講演
有明海のさかなたち――その不思議と危機的な現状
田北 徹(長崎大・名誉教授)
行政による有明海再生事業――現在の取り組みで再生は可能か?
佐々木克之(元中央水研)
有明海のさかなが語る大陸との関わりと河口域生態系の重要性
田中 克(京大フィールド研)
高校生と共に取り組んだ有明海特産魚の生態研究と保全
碓井利明(長崎県立五島高等学校)
危機に瀕した有明海の豊かな魚類生態系――自然の力を最大限利用するためには?
山口敦子(長崎大水産)
2.
パネルディスカッション
有明海の資源と環境、有明海らしさをどのように遺していくのか
-自然の力を最大限利用した保全の方向性を考える-
田北 徹(長崎大・名誉教授)・佐々木克之(元中央水研)・田中 克(京大フィールド研)・碓井利明(長崎県立五島高等学校)・山口敦子(長崎大水産)・佐野郷美(市川緑の市民フォーラム)
3.
写真展(12:00-18:00 6階展示ギャラリー)
有明海の魚と人々のくらし
中尾勘悟(写真家)
長年にわたって有明海の魚類・漁業者の生活を撮影し続けている写真家・中尾勘悟氏の作品約100点を展示します.有明海の写真から日本各地の海の過去,現在,未来を考えていただければ幸いです.記録映画「今,有明海は~消え行く漁撈習俗の記録~」の上映もあります.
問い合わせ:
2006年度日本魚類学会年会事務局(東海大学海洋学部)
TEL 0543-34-0411
内容に関する問い合わせ:
小早川みどり
〒812-8560福岡市中央区六本松4-2-1
九州大学理学府生物科学専攻細胞機能学講座
TEL 092-726-4761
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