日本魚類学会 English
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2004年度魚類学会公開シンポジウム  
  2004年度日本魚類学会年会において開催された3題のシンポジウムは以下のとおりです.
※台風のため内容を一部変更して勉強会として開催した.
 
生物学のモデル満載!アフリカンシクリッドの分類・生態・進化
日 時: 9月27日(月) 9時30分~16時25分
場 所: 第1会場 琉球大学理学部棟114教室
コンビーナー: 山岡耕作(高知大院黒潮圏)・柳沢康信(愛媛大理)・仲谷一宏(北大院水)・高橋鉄美(京大院理)
   9:30~9:40 はじめに : 山岡耕作(高知大院黒潮圏)
第1部 日本人チームのレビュー
1. 9:40~10:05 タンガニイカ湖における日本チームのシクリッド研究~沿岸域魚類群集の研究を中心に : 堀 道雄(京大院理)
第2部 形態・分類
2. 10:05~10:30  タンガニイカ湖産カワスズメ科魚類の分類と系統 : 高橋鉄美(京大院理)
3. 10:30~10:55 東アフリカ大湖沼産カワスズメ科魚類の形態学的多様性研究に対する幾何学的形態計測学的手法の応用 : Daud KASSAM・山岡耕作(高知大院黒潮圏)
  10:55~11:10 休憩
第3部 繁殖生態
4. 11:10~11:35 繁殖のための場所利用~最近の幾つかの知見 : 越智晴基・柳沢康信(愛媛大理)
5. 11:35~12:00 脊椎動物の社会進化モデルとしてのランプロロギニ族の繁殖生態 : 幸田正典(大阪市大院理)
6. 12:00~12:25 エクトディニ族の子の保護にみる雌雄のかけひき : 宗原弘幸(北大FSセンター)
  12:25~13:30 休憩
第4部 進化
7. 13:30~13:55 異種間交雑? 種内二型? ~ある貝住み種のケース : 相原光人・仲谷一宏(北大院水)
8. 13:55~14:35 ヴィクトリア湖産カワスズメ科魚類の種分化種形成における視物質の役割 : 寺井洋平(名大理)・Ole SEEHAUSEN (Univ Hull)・今井啓雄(京大院理)・菅原 亨(東工大院生命理工)・七田芳則(京大院理)・岡田典弘(東工大院生命理工)
  14:35~14:45 休憩
9. 14:45~15:25 視覚遺伝子の進化によって同所的種分化は起こりうるのか : 河田雅圭・正路章子(東北大院生命科学)・河村正二(東大院新領域創成科学)・Ole SEEHAUSEN(Univ. Hull)
  15:25~15:40 休憩
第5部 総合討論
  15:40~16:20 総合討論
進行役 : 柳沢康信(愛媛大理)
パネラー : 堀 道雄(京大院理)・幸田正典(大阪市大院理)・寺井洋平(名大理)・高橋鉄美(京大院理)
  16:20~16:25 クロージング : 仲谷一宏(北大院水)
<連絡先>
 ・   〒783-8502 南国市物部乙200
高知大学大学院黒潮圏海洋科学研究科 山岡耕作
TEL & FAX 088-864-5148
 
熱帯・亜熱帯域での魚類成育場
日 時: 2004年9月27日(月) 9時10分~16時15分
場 所: 第2会場 琉球大学複合棟102教室
コンビーナー: 河野 博(海洋大)・立原一憲(琉大理)・木下 泉(高知大海研セ)
1. 9:10~9:35 東南アジア熱帯域の稚魚生態研究 : 河野 博(海洋大)
2. 9:35~10:00 サンゴ礁池における仔稚魚の動態 : 石原大樹(琉球大理)
3. 10:00~10:25  サンゴ礁魚類の空間分布と捕食圧 -稚魚を中心にして- : 名波 敦(水産総合研究センター・水産工学研究所)
4. 10:25~10:50 稚魚の生息場所としてのサンゴ礁海草藻場の機能 : 中村洋平(東大院農)
5. 10:50~11:15 琉球列島の海草藻場の魚類群集 -環境の異なる藻場間での群集組成の変異- : 金城清昭(沖縄水試)
6. 11:15~11:40 温帯河口域アマモ場の魚類成育場としての特徴 : 藤田真二(西日本科学技研)
  11:40~13:00 昼食
7. 13:00~13:25 インドネシアの砕波帯におけるハゼ亜目仔稚魚の出現 : 原田慈雄(和歌山内水面研)・木下 泉(高知大海洋セ)・熊谷 滋
8. 13:25~13:50 マングローブ汽水域浅所におけるハゼ亜目魚類仔稚魚の出現様式 : 横尾俊博(海洋大)・加納光樹(自然研)・茂木正人(海洋大)
9. 13:50~14:15 熱帯河川中流域における淡水魚の生活史とハビタット利用 : 岩田明久(京大アジア・アフリカ研)
  14:15~14:30 休憩
10. 14:30~14:55 温帯と亜熱帯域の砂浜域砕波帯における成育場としての利用形態の比較 : 岡 慎一郎(西日本科学技研)
11. 14:55~15:20 有明海の湾奥干潟域に形成される魚類成育場 :青山大輔・木下 泉(高知大海研セ)・川村嘉応(佐賀有明水産振興セ)・藤田真二(西日本科学技研)
  15:20~15:30 休憩
12. 15:30~16:15 総合討論
立原一憲(琉大理)・木下 泉(高知大海研セ)・河野 博(海洋大)
<連絡先>
 ・   〒781-1164 土佐市宇佐町井尻194
高知大学海洋生物教育研究センター 木下 泉
TEL & FAX 088-856-0633
日本魚類学会自然保護委員会主催公開シンポジウム
「九州・沖縄地方の干潟における大規模開発と絶滅危惧魚種の現状と保全」
日 時: 9月27日(月) 13時30分~16時50分
場 所: 琉球大学大学会館
コンビーナー: 瀬能 宏(神奈川県博)・鈴木寿之(尼崎北高)・吉野哲夫(琉大理)
13:30~13:35  開会の挨拶 : 後藤 晃(北大院水産)
13:35~13:40 趣旨・進行説明 : 瀬能 宏(神奈川県博)
1. 13:40~14:20 基調講演
日本の河口域と干潟の開発過程 : 清野聡子(東大院総合文化)
第1部 九州における現状
2. 14:20~14:40 有明海における特異な魚類分布とその危機的な現状について : 田北 徹(長崎大)
3. 14:40~15:00 筑後大堰と筑後川感潮域における魚類の現状について : 松井誠一(九大院農)
  15:00~15:10 休憩
第2部 沖縄における現状
4. 15:10~15:30 沖縄島の内湾および干潟域に見られる稀少魚類-その生物地理学的意義と開発に伴う現状について : 吉野哲夫(琉大理)
5. 15:30~15:50 西表島浦内川の魚類と巨大リゾート開発 : 鈴木寿之(尼崎北高)
   15:50~16:50 パネルディスカッション 進行 : 瀬能 宏(神奈川県博)
<連絡先>
 ・   〒250-0031 神奈川県小田原市入生田499
神奈川県小田原市入生田499 神奈川県立生命の星・地球博物館 瀬能 宏
TEL 0465-21-1515, FAX 0465-23-8846