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シンポジウム等
2015年度日本魚類学会年会にて開催されるシンポジウムは市民公開講座の1題です.  
   
市民公開講座
震災と復興事業の中の魚類,その実態と今後

日 時: 2015年9月7日(月) 日本魚類学会年会開催期間中 13:00-17:00
場 所: 近畿大学 奈良キャンパス(農学部)
アクセス: 近鉄富雄駅から近畿大学行きバスで約10分
http://www.kindai.ac.jp/about-kindai/campus-guide/access.html#ac-nara
参加費: 無料
主催: 日本魚類学会
 
   
 2011年3月11日の震災から,もう5年目を迎えている.ここで発生した津波は人的被害のみならず,当然ながら野生生物にも甚大な影響を与えた.津波は,地震国・日本で何度も繰り返されてきた自然現象であり,彼らはその進化の歴史の中で,今回以上の天変地異を何度も受け,あるものは消滅し,またあるものは今日まで生き続けてきたといえる.こうした劇的な撹乱が生物に与える影響を明らかにすることは,その種の進化や生物多様性の形成を知る上で重要なテーマである.本講座では,魚類に津波が与えた影響に加えて,現行の復興事業がもたらしうる影響に関する知見・情報を広く参加者に解説・報告を行う.さらに,ここでの意見交流を通じて復興の現状を周知し,多くの守るべき水環境への理解を深め,生物多様性の保全に貢献することを目的とする.  
   

プログラム

第一部 講演:復興事業における魚類の保全
講演1:沿岸域の仔稚魚からみた震災と復興工事の影響 朝日田 卓(北里大)
講演2:津波の中の淡水魚:天変地異と適応放散 森 誠一(岐阜経済大)
第二部 重篤な被災地・岩手県大槌町からの報告
報告1:大槌町の水文学的研究 鷲見哲也(大同大)
報告2:ストロンチウム同位体からみる水とイトヨ 札本 果(京大生態研セ)
報告3:津波で誕生した湿地植生の行方 星野義延(東京農工大)
報告4:南三陸国道における湧水河川の保全 安田吾郎(国交省東北地整)
第三部 パネルディスカッション
「変わるものと変わらないもの:復旧事業(盛り土と防潮堤)の中の水環境」
コーディネーター:森 誠一(岐阜経済大)
パネリスト:
・佐々木 健(大槌町教委)
・鷲見哲也(大同大)
・安田吾郎(国交省東北地整)

問い合わせ:森 誠一
〒503-8550 岐阜県大垣市北方町5-50 
岐阜経済大学地域連携推進センター 
電話/FAX:0584-77-3511/0584-81-7807
電子メール:smori@gifu-keizai.ac.jp

日本魚類学会会長 矢部 衞