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高校生研究発表  
 
2015年度日本魚類学会年会における「高校生研究発表」募集要項
期 日: 2015年9月5日(土),6日(日) 
※どちらか1日のみの参加も可能です.
会 場: 近畿大学 農学部 奈良キャンパス
〒631?8505 奈良県奈良市中町 3327-204
http://nara-kindai.unv.jp/
対象者: 高校生および引率教員
対象範囲: 魚類の生物学に関する研究(分類,系統,形態,分布,生態,行動,生理,発生,遺伝など).
募集件数: 20件程度(応募者多数の場合は抽選とさせて頂きます.その結果は8月4日(火)までに電子メールにてご連絡いたします
発表形式: ポスター発表とします.ポスターサイズは1題につき横90×縦160cmです
発表詳細: 5,6日の両日参加される方は5日(土)の午前中に,どちらか1日だけ参加される方は参加日の午前10時までにポスターを掲示してください.ポスターの撤去は参加される最終日の午後4時までに行ってください.また,両日ともコアタイム(後日ホームページ上でお知らせします)には必ず発表者がポスターの前に待機して,希望者に研究内容の説明をしてください.
表彰: 9月6日(日)の午後に表彰式を行い、優秀な研究に対して、賞を授与いたします.
参加費: 無料.ただし,演者を含む参加高校生全員と引率教員1名までに限ります.二名以上の教員が引率参加される場合は、二人目からは年会の一般参加者として事前にWeb登録あるいは当日の会場受付で参加申込みを行い,定められた参加費をお支払いください.年会の講演要旨集は別途お買い求めください.
申込方法: 発表課題ごとにまとめて,下記宛先に電子メールにてお申し込みください.その際,講演要旨も同時に添付してお送りください.要旨の書き方については,「講演要旨の書き方・作例」をご参照ください.
※必ず教員が代表してお申し込みください.

記入必要項目:「発表者氏名(ふりがな)」・「引率教員名(ふりがな)」・「高校名」・「発表題名」・「連絡先住所,担当者名」・「連絡先電子メール,電話・FAX番号」・「参加希望日」・「参加者全員(生徒,教員)の氏名(ふりがな)」 発表課題ごとにまとめて,下記宛先に電子メールにてお申し込みください.その際,講演要旨も同時に添付してお送りください.要旨の書き方については,「講演要旨の書き方・作例」をご参照ください.
※必ず教員が代表してお申し込みください.

記入必要項目:「発表者氏名(ふりがな)」・「引率教員名(ふりがな)」・「高校名」・「発表題名」・「連絡先住所,担当者名」・「連絡先電子メール,電話・FAX番号」・「参加希望日」・「参加者全員(生徒,教員)の氏名(ふりがな)」
宛 先: 2015年日本魚類学会年会実行委員 朝井俊亘(tasai@cc.kyoto-su.ac.jp)京都産業大学附属高等学校
締 切: 2015年7月31日(金)
講演要旨の書き方・作例
高校生研究発表 Q&A
募集要項(PDFファイル)
・広報ポスター(近日掲載予定)(PDFファイル)
基本的な事項は一般参加者に準じますので,その他詳細や最新情報は日本魚類学会HPをご覧ください.
 
講演要旨の書き方・作例  
図表(写真含む)は講演要旨には掲載できません.
句読点には「,」および「.」を使用し,数字はすべて半角で記述してください.
機種依存文字(ローマ数字,囲み数字,半角カタカナなど)は使わないでください.
文字数は1000字以内とします(題名,発表者名,所属なども含む).11ptを使用.
講演要旨はMicrosoft Wordで作成するか,あるいはWord形式で保存したファイルとしてください.それが不可能な場合には,プレーンテキスト形式のファイル,あるいはメール本文に直接記入してください.
発表者の中から1人を「発表代表者」に選び,その左肩に「○」を付けてください.発表代表者は,当日のポスター貼り出しやコアタイムの発表の責任者を兼ねます.
ファイル名は「発表代表者名_講演要旨」としてください.(下記の例では小田あかね_講演要旨.doc)
<講演要旨 例>

奈良県津風呂湖におけるオオクチバスの食性

大和あかね・藤原 里子(飛鳥海洋高等学校)

オオクチバスは,スズキ目サンフィッシュ科に属する北米原産の肉食性淡水魚で,日本各地の止水域を中心に在来の生物群集に悪影響を与えている.そこで,我々は奈良県の津風呂湖において,本種の食害の程度や範囲を検証する目的で食性調査を行った.
標本は2012年9月から2015年8月まで毎月1回,ルアー釣りにより採集した156個体である.採集個体は現場で氷殺して持ち帰り,標準体長と体重を測定したのち解剖した.摘出した胃の内容物について,可能な限り低位の分類群まで同定を行い,その個体数と湿重量を記録した.また,池に生息する魚類を網モンドリ,釣り,投網,タモ網で採集した.これらは現場で種同定と計数を行い,その場で放流した.
オオクチバスの胃からは,ヨシノボリ類が年間を通じて最も高頻度で出現した(出現率76.2%).オイカワ(出現率40.6%)やスジエビ(出現率39.7%)も高頻度で出現した.これら3種は,被食個体数や重量比でみた場合も上位3種に位置した.また,7月にはコイやフナ属の稚魚がよく出現し,25 cm以上の大型個体からは年間を通じて疑似餌であるワームの切れ端がよく出現した.季節的な傾向としては,夏や秋には魚類の出現率が高く,冬から春にかけてスジエビや水生昆虫の出現率が高くなった.一方で,生息魚類調査では,オオクチバスによく捕食されていたもの以外に,ブルーギルやワタカが多数採集された.このことから,ブルーギルやワタカはオオクチバスに捕食されにくいと思われ,オオクチバスの食害による影響の程度は生物によって異なると考えられる.また,コイとフナ属については,30cm以上の大型個体のみが採集された.コイやフナ属は,成魚はオオクチバスに捕食されないものの,仔稚魚は盛んに補食されるため再生産はできておらず,現在生息している成魚の寿命が尽きれば,絶滅する危険性がある.
高校生研究発表 Q&A
Q: そもそも,学会でのポスター発表がどんなものか分からない.
A: ある一室に,たくさんのポスターを貼り出し,学会参加者が期間中自由に興味のあるポスターを読んで回ります.また,期間中の定められた時間帯(コアタイム)には,発表者がポスターの前に立ち,興味を持った人に発表(説明)します.コアタイム中,それを何度も繰り返します.
Q: 発表(説明)時間は何分ですか?
A: 1回の発表の時間は特に決まっていませんが,5分くらいが目安です.
Q: 高校できれいに印刷できないので,学会にファイルを送るので印刷してほしい./持って行くのが大変なので,事前に郵送したい.
A: 日本魚類学会や年会実行委員会,年会会場ではポスターの印刷や郵便受取は扱っていません.必ず自分で印刷(作成)し,会場まで持参してください.1枚の大きな紙で作っても,複数の紙を並べても構いません.
Q: 授業やクラブ活動ではなく,個人的に行った研究なので,生徒単独で申し込みたい.
A: 生徒個人による研究であっても,必ず先生を通して申し込んでください.担当の先生には,申込み様式や講演要旨の書式等に間違いや漏れがないかどうか,また発表内容が募集要項の対象範囲に合致しているかなどについて,面倒を見ていただければ良く,発表者に入っていなくても構いませんし,当日ご参加いただかなくても結構です.
Q: 課外活動の成果のため,クラス全員で研究した成果なのですが,そんなにたくさんの名前を書くと講演要旨の文字数が足りません.
A: クラスやクラブの全員で行った成果を発表するような場合,発表者は当日参加する高校生および教員(高校生3名程度+教員1名以内)としてください.
Q: 一般のポスター発表や口頭発表も聴講できますか?
A: 聴講できます.積極的に聴講して,おおいに知的刺激を受けて魚に興味を持ってください.
Q: 一般参加者は,分厚い「講演要旨」という冊子を持っているようですが,もらえないのですか?
A: 一般講演の講演要旨は,特別枠である高校生研究発表の参加者の方にはお渡ししていません.当日,会場受付で販売していますので,必要に応じてお買い求めください.
Q: 遠方なのですが,旅費は支給されますか?また,宿泊の斡旋等はありますか?
A: 申し訳ありませんが,交通費は自費でお願いします.また,宿泊の斡旋もしておりませんので,各自予約をお願いします.
Q: 9月5日(土)に行われる懇親会にも参加できますか?
A: 高校生研究発表の募集締切りが懇親会申込み締切りより後になること,懇親会が夜間に設定されていること,酒類が自由に手に取れる形で配膳されることなどから,ご遠慮頂いています.
   
その他,原則としては一般参加者と同じですので,詳細や最新情報は日本魚類学会HPを参考にしてください.