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2005年度魚類学会シンポジウム  
   2005年度日本魚類学会年会において開催される2題のシンポジウムは以下のとおりです.多くの方々のご出席をお願いします.

魚類研究の多機能ツール「安定同位体」:その利用法と将来展望を探る

日時: 2005年9月25日(日)9時00分-15時50分
場所:
東北大学大学院農学研究科
コンビーナー: 奥田昇(京大生態研)・井口恵一朗(中央水研)
コメンテーター: 陀安一郎(京大生態研)
 
 
1. シンポジウムを開催するにあたって 
  井口恵一朗(中央水研)
2. 安定同位体分析とは
  奥田昇(京大生態研)
3. 浅海食物網における光合成産物の輸送経路
  高井則之(日大生物資源)
4. 安定同位体比による大陸斜面域底魚群集の食物連鎖構造の解析
  藤原邦浩(東北大院農)・片山知史(中央水研横須賀)・
伊藤絹子・大森迪夫(東北大院農)・廣瀬太郎(日水研)・
成松庸二・北川大二(東北水研八戸)
5. 食物網の起点・藻類の安定同位体比の特徴について
  伊藤絹子・大森迪夫(東北大院農)
6. 炭素・窒素同位体を用いた沿岸魚類の回遊経路推定
  福森香代子(愛媛大沿岸)・奥田昇(京大生態研)・
柳沢康信(愛媛大理)・ 山岡耕作(高知大院黒潮圏)
7. 魚類耳石の安定同位体を用いた回遊履歴の推定
  大竹二雄(東大海洋研)
8. 炭素・窒素安定同位体分析の食品表示検証技術への応用
  高嶋康晴・森田貴己・山下倫明(中央水研)
9. 安定同位体の世界から見た寄生・共生系
  奥田昇(京大生態研)・福森香代子(愛媛大沿岸)・
上原子亜紀・近末昌嗣・柳沢康信(愛媛大理)
10. 安定同位体の代替ツールとしての寄生虫
  浦田碧(高知大農)・奥田昇(京大生態研)・山岡耕作(高知大院黒潮圏)
11. 生態系に与える外来魚の影響評価
  坂野博之・井口恵一朗(中央水研)
12. 食物連鎖網における安定同位体分析を用いた環境汚染物質の動態解析
  池本徳孝・Nguyen Phuc Cam Tu(愛媛大農)・
奥田 昇(京大生態研)・大森浩二・田辺信介(愛媛大沿岸)・
Phan Phuoc Hien・Bui Cach Tuyen(Nong Lam Univ.)・竹内一郎(愛媛大農)
13. 固定標本の安定同位体分析による近過去環境の復元   
  小川奈々子(地球内部変動研究センター)
14. 総合討論
連絡先:奥田 昇(〒520-2113 滋賀県大津市平野2丁目509-3
京都大学 生態学研究センター;
TEL 077-549-8256 (直)・8200 (呼); FAX 077-549-8201
 
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  分子マーカーによる魚類の集団遺伝学的研究の近年の発展
- 系統・種分化研究から希少種の保全まで -


日時: 2005年9月25日(日)9時00分-17時00分
場所:
東北大学大学院農学研究科
コンビーナー: 谷口順彦(東北大院農)・西田 睦(東大海洋研)
 
 
はじめに 
  谷口順彦(東北大院農)
1. 分子マーカーによる系統分析
  魚類ミトコンドリアゲノム全長配列に基づく高次系統関係の解析:現状と今後の展望
  宮 正樹(千葉中央博)
  ミトコンドリアゲノム全長配列から探る下位条鰭類の系統
  斉藤憲治(東北水研)
  分子マーカーによる近縁種群の解析
  中山耕至(京大院農)
2. 高感度マーカーによる集団構造分析
  分子マーカーを活用した遺伝的集団構造解析の進展:アユを例に
  西田 睦(東大海洋研)
  分子マーカーによるサケ・マスの集団構造研究の現状と展望
  阿部周一(北大院水)
  マグロ類の集団分化、生態、進化
  張 成年(遠洋水研)
3. 希少種の遺伝的多様性評価と保全
  ダム湖に導入されたアユ集団の遺伝的変異と由来
  池田 実(東北大院農)
  メコンオオナマズの野生魚と人工種苗における遺伝的多様性の評価
  Tawachai Ngamushiri・中嶋正道(東北大院農)
  希少淡水魚類の遺伝的多様性と保全
  渡辺勝敏(京大院理)
4. 集団の有効サイズと遺伝的多様性の保全
  人工種苗集団の有効サイズとその放流リスク
  Maria del Mar Ortega-Vilalizan Romo・谷口順彦(東北大院農)
  人為的環境改変と遺伝的多様性の保全
  山本祥一郎(中央水研)
5. 個体レベルの遺伝的類縁および親子鑑定
  親子判別から見た産卵水槽内の配偶行動(ヒラメ)
  関野正志(東北水研)
  胎生種における乱婚とその意義(ウミタナゴの場合)
  高木基裕(愛媛大連大農)
  種内集団の個体判別手法の検討(アユおよびサクラマスの場合)
  野口大毅・谷口順彦(東北大院農)
6. 総合討論
  谷口順彦(東北大院農)・西田 睦(東大海洋研)
連絡先:谷口順彦
〒981-8555 仙台市青葉区堤通雨宮町1-1 東北大学大学院農学研究科;
TEL 022-717-8740; FAX 022-717-8743
 
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公開市民講座  
 
外来魚を駆除し,身近なさかなたちのすむ環境を守り育てる
-- 地域における取り組み
日時: 2005年9月25日(日)13時00分-17時00分
場所: 東北大学大学院農学研究科
コンビーナー: 斉藤憲治(東北水研)・高橋清孝(シナイモツゴ郷の会)・木島明博(東北大院農)
 
 
1. 開会とあらましの説明
  斉藤憲治(東北水研)
2. 保全と復元の生物学
  生物多様性を守ることの意義
  佐原雄二(弘前大農)
  湖沼生態系における外来魚の影響と在来魚の役割について
  竹門康弘(京大防災研)
3. 地域における取り組み
  ブラックバスの生態解明と効果的駆除方法の開発
  高橋清孝(シナイモツゴ郷の会)
  宮城県におけるブラックバス被害と駆除の現状 
  小畑千賀志(宮城内水試)
  秋田県におけるバス駆除
  杉山秀樹(秋田県水産振興センター)
  ゼニタナゴ復元プロジェクト── バスバスターズによる地域ぐるみのバス駆除
  進藤健太郎(伊豆沼内沼財団)
  シナイモツゴの保護と生態系復元 
  大浦 實(シナイモツゴ郷の会)
4. 話題提供者によるパネルディスカッション(または自由討論)
  司会 斉藤憲治・高橋清孝・木島明博
連絡先:斉藤憲治
〒985-0001 宮城県塩釜市新浜町3-27-5
独立行政法人水産総合研究センター東北区水産研究所;
TEL 022-365-9932; FAX 022-367-1250
 
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